体育会系は就職しやすいですか?:キャリアガイド:採用を勝ち取るためのアドバイス集【社労士監修】|仕事探しの求人サイトQ-JiN
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体育会系は就職しやすいですか?

公開日:2024年7月30日
体育会系は就職しやすいですか?

当サイトに求職者の方から以下のような質問をいただきました。

体育会系の部活動に所属している方は就職しやすいというのは本当ですか?

以下が回答した内容になります。

有利になるのはケースバイケース

体育会系が有利になるケースは存在するようです。

その背景には「上下関係の厳しさ」や「理不尽への耐性」が重視されていたという見方ができるかもしれません。

スポーツコメンテーター為末大さんは体育会系の人材について以下のように述べています。

体育会系人材の特徴として理不尽耐性があるという話をよく聞く。

確かに、長くスポーツをしていると苦しい状況でも粘れる人間は多い。

一方で、体育会系は上意下達の文化が強く、イエスマンで指示待ちが多くなっているという批判もある。

競技において理不尽耐性が求められる局面は大きく分けて二つある。

一つは押し付けられたことに耐える力。

例えばチームの方針が自分の意見と違っていてものみ込む。

また、先輩に様々なことを押し付けられても、それを受け入れる。

自分を抑えて、現状を受け入れる力ともいえる。

もう一つは、目標に対し障壁となるものとぶつかった時に耐える力。

例えば優勝を目指しているチームでエースが怪我(けが)をして状況が危機的になった時や、4年間五輪を目指してきたのに予選で怪我をして逃してしまった後だ。

せっかく積み上げてきたものがだめになった局面で、崩れずに粘る力のことだ。

一昔前は、「押し付けられたことに耐える力」が求められていたかもしれませんが、現在は自主性を重んじる動きがあり、一概に「理不尽への耐性」を体育会系の特徴と呼ぶのは適切ではないかもしれません。

そして、ワークライフバランスや柔軟なカルチャーを持つ会社は1つ目のような特徴を求めない傾向があります。

また、「目標に対し障壁となるものとぶつかった時に耐える力」は必ずしも体育会系に限ることでないという見方ができます。

よって、必ずしも「上下関係の厳しさ」や「理不尽への耐性」を持ち合わせていなくても不利になるとは言えない状況にあります。

大切なのは、あなたが応募しようとする会社の理念やカルチャーに共感できるか、そしてどのような人材を求めているかを把握することです。

以上を参考に会社選びをしてください。

著者
児島章浩求人サイトの運営に20年以上従事
これまでの経歴

求人サイトにおける求職者からの問い合わせや相談に対して、約20年にわたって対応してきました。

その経験から、求職者のニーズを理解し、的確なアドバイスを提供することができます。

同時に企業のニーズも把握しているので、その視点によるアドバイスで好評をいただいています。

監修者
中井智博社会保険労務士

信頼性の高さを保つため、社会保険労務士による専門的な監修を受けています。

社会保険労務士は、人に関する幅広い知識と経験を有した専門家です。

専門的な見解に基づいた監修により、履歴書の書き方や仕事探しの心構えについての信頼性の高い情報を提供しています。

これまでの経歴
  • 2004年 厚生労働省 事務官として入省
  • 2012年 社会保険労務士として勤務
  • 2015年 社会保険労務士事務所を開業

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