安定を得るために、接客を辞めて手に職をつけたい:キャリアガイド:採用を勝ち取るためのアドバイス集【社労士監修】|仕事探しの求人サイトQ-JiN
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安定を得るために、接客を辞めて手に職をつけたい

公開日:2023年12月27日
安定を得るために、接客を辞めて手に職をつけたい

先日、当サイトに求職者の方から以下のような質問をいただきました。

現在、接客の仕事をしています。

いまの仕事を辞めて、資格や知識を要するような仕事に転職したいと考えています。

接客よりも、手に職をつけるほうが将来の安定につながると考えたからです。

そのような考えについて、どう思いますか?

どのような考えで対応すべきかを考察します。

手に職をつけると将来は安泰なのか

「手に職」とは、特定の技術や知識を身につけ、その技術や知識をもって仕事に従事することを指します。

かつて、活版印刷を行う印刷職人は「手に職」の仕事として定着していましたが、デジタル印刷の普及により、現在ではほとんどの印刷職人が失業しました。

「手に職」の仕事として寿司職人も挙げられます。

近い将来、寿司職人は高級店だけになり、あとは機械が握るようになり、高度な技術を持つ職人だけが生き残る時代がくるかもしれません。

つまり、「手に職をつける」は必ずしも安泰とは限らないと考えるのが現実的です。

接客という仕事について

接客という仕事は、顧客に不満を感じさせず、満足感を得てもらうことを目的としています。

このような仕事は「感情労働」と呼ばれ、看護師や介護士、教師、保育士なども含まれます。

「相手の気持ち、感情を推し量り、いかに居心地よくしてもらうか」は非常に高度なものであり、AIやロボットに置き換わりにくいとされています。

つまり、考え方によっては、接客の仕事のほうが安泰と考えることもできます。

社会の情勢に合わせた柔軟な対応を

これからは、「これをしておけば安泰」と言えない時代になってくるかと思われます。

相手の気持ちを推し量ることができるAIやロボットが出現すれば、接客という仕事も衰退する可能性があります。

少し先を見据えて職業を選択することをお勧めします。

著者
児島章浩求人サイトの運営に20年以上従事
これまでの経歴

求人サイトにおける求職者からの問い合わせや相談に対して、約20年にわたって対応してきました。

その経験から、求職者のニーズを理解し、的確なアドバイスを提供することができます。

同時に企業のニーズも把握しているので、その視点によるアドバイスで好評をいただいています。

監修者
中井智博社会保険労務士

信頼性の高さを保つため、社会保険労務士による専門的な監修を受けています。

社会保険労務士は、人に関する幅広い知識と経験を有した専門家です。

専門的な見解に基づいた監修により、履歴書の書き方や仕事探しの心構えについての信頼性の高い情報を提供しています。

これまでの経歴
  • 2004年 厚生労働省 事務官として入省
  • 2012年 社会保険労務士として勤務
  • 2015年 社会保険労務士事務所を開業

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