昨今の学生が大手企業にばかり行きたがる理由
公開日:2024年11月2日
当サイトに求職者の方から以下のような質問をいただきました。
売り手市場という背景があるからか、就職希望先として大手企業に集中し、中小企業は悲鳴を上げていると聞きます。
仕事のやり甲斐を追求するなら大手も中小も無いと思うんですが、いかがでしょうか?
以下が回答した内容になります。
安定を志向する傾向が背景にあるのでは
多くの方が定年まで働く中で、安定した会社員人生を望む割合が多いのではないでしょうか。
マイナビの「2025年卒大学生就職意識調査」では「企業を選択する場合にどのような企業がよいか」という質問に対して「安定している会社」が49.9%となっています。
これは6年連続最多のようです。
このような安定志向になる背景はいくつか考えられます。
たとえば、コロナの影響による倒産です。
このような出来事があると比較的安定した大手企業を望む傾向が強まるのは一定の理解ができるでしょう。
一方、仮に中小企業に就職して倒産したとしても、そのキャリアの中で次に活かせる経験やスキルを積み重ねていれば、比較的容易に転職ができるでしょう。
そのような考えが浸透すれば、大手、中小を問わない人が増えてくるかもしれません。