転職先が確定。「1ヶ月後に退職します」と退職届を出しても問題はないか
公開日:2023年12月7日

この記事では、「転職先が確定。『1ヶ月後に退職します』と退職届を出しても問題はないか」に関して考察します。
法的には問題ない
法律では「退職を申し出てから2週間経過すれば、使用者の承諾がなくても辞めることができる」と定められています。
よって、「1ヶ月後に退職します」と退職届を出しても問題はありません。
もし就業規則に「1ヶ月前に申し出なければならない」と規定されていても法律が優先されます。
「揉めずにやめたい」という気持ちがあれば余裕を持って届けるほうがいい
退職日の2週間前に届ければ法的な問題はありませんが、引き継ぎのことを考慮すると「揉めずにやめたい」という気持ちがあれば余裕を持って届けるほうがいいでしょう。
転職先にも事情を伝えれば、「2ヶ月後から開始しましょう」といった柔軟な対応も期待できます。
したがって、転職活動の際は、「引き継ぎにどれぐらいの期間が必要か」という計画を立て、応募先に「引き継ぎにこれぐらい時間がかかる」と伝えましょう。
そして、「引き継ぎの時間を待っても雇いたい」と思わせる転職活動にしましょう。
損害賠償請求に注意
辞職することによって携わっていたプロジェクトが頓挫し損害が発生することになると損害賠償を請求されることがあります。
注意深く行動し、トラブルを未然に防ぐために損害賠償についても留意しましょう。
まとめ
転職活動においては、「2週間前に届ければOK」という法的なルールを前提にしながらも、会社との関係を調整した上で届けることをお勧めします。