転職活動は「働きながら」と「退職後」のどちらがベストか:キャリアガイド:採用を勝ち取るためのアドバイス集【社労士監修】|仕事探しの求人サイトQ-JiN
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転職活動は「働きながら」と「退職後」のどちらがベストか

公開日:2023年8月17日
転職活動は「働きながら」と「退職後」のどちらがベストか

転職活動を進める際、在職中に行うべきか、辞職後に専念すべきかについて悩む方々に向けて解説します。

そもそも、「なぜ迷うのか」を考えてみます。

辞めてからのほうがいいのではないかと思うケース

転職活動に必要な時間が取れない

仕事をしていると、転職活動に必要な作業のための時間が取れないと思われるケースです。

では、本当に時間が取れないのかを検証するために「転職活動に必要な作業」を挙げてみます。

準備

  • どんな仕事に、どんな条件(待遇など)で働きたいかを決める
  • 自分はその条件に当てはまる仕事ができるのか、十分に考える
  • 自分がその仕事ができる根拠を資料としてまとめる

仕事を探し、応募する

  • 転職サイトをピックアップし、自分の条件にマッチする仕事がないか検索する
  • 各転職サイトで希望条件を登録し、マッチした求人があれば通知が来るように設定する
  • スカウトが受けられる設定をする
  • 希望にあう求人が見つかれば、応募する
  • 場合によっては転職エージェントに登録する

応募しても不採用になった場合

  • 相手が望む人材である証明ができなかったことが原因
  • なぜ証明できなかったのかを分析、改善して次の応募に臨む

転職活動に必要な作業は、おおよそこのようなものだと思われます。

漠然と時間が足りないと考えるのではなく、以上のように必要なことをリストアップした上で、「働きながらでもできる」「やめないとできない」の判断をすることをお勧めします。

スキルアップの時間が取れない

仕事をしていると、スキルアップするための時間が取れないと思われるケースです。

人によって必要とするスキルアップは異なります。

  • なぜスキルアップが必要なのか?
  • どんなスキルアップが必要なのか?
  • スキルアップまでにかかる時間は?

必要とするスキルが、学校に通う必要があれば辞めるほうがいいかもしれません。

スキルによっては、通勤時間や、帰宅後、週末の時間を使うことでスキルアップが可能かもしれません。

スキルアップの場合も漠然と時間が足りないと考えるのではなく、「なぜ」「どんな」「必要な時間」を踏まえ、「働きながらでもできる」「やめないとできない」の判断をすることをお勧めします。

なお、自己都合での退職の場合、失業保険をもらえるまで3ヶ月かかることを念頭に置いてください。

「働きながら転職活動」と「辞めてから転職活動」はほぼ半々

「働きながら転職活動した人」と「辞めてから転職活動した人」の人数は、ほぼ半々というアンケートデータがあります。

その一方で、74.2%が「働きながら転職活動した方がいい」と回答されています。

その理由は、以下のとおり

  1. 金銭面の安心感がある
  2. 精神的な余裕をもてる
  3. キャリアにブランクができない
  4. 転職失敗時のリスクを回避できる

1位に関して考察します。

転職活動開始から採用までの期間は、一般的に3~6ヶ月程度だそうです。

先ほど挙げた「転職活動に必要な作業」の「準備」が十分に整っていればもっと早く転職できる可能性が高まるし、そうでなければ長引きそうです。

いずれにしましても、この準備が在職中でもできると判断できれば、辞める必要はないかもしれません。

3位のブランクは、あまり気にする必要はないと思います。

正直になぜブランクがあったのかを書いてもいいと思います。

仮に、そのブランクの理由がネガティブな内容であっても、大切なのは「いま」ではないでしょうか。

ネガティブだった自分を受け入れ、どう変化すべきかを分析して行動した結果、「いまはポジティブである」ということを示すことができれば、採用が期待できます。

以上のように、最終的にどちらがベストなのかは、個人の状況によって異なります。

慎重に検討し、ご自身に最適な方法を選んでください。

著者
児島章浩求人サイトの運営に20年以上従事
これまでの経歴

求人サイトにおける求職者からの問い合わせや相談に対して、約20年にわたって対応してきました。

その経験から、求職者のニーズを理解し、的確なアドバイスを提供することができます。

同時に企業のニーズも把握しているので、その視点によるアドバイスで好評をいただいています。

監修者
中井智博社会保険労務士

信頼性の高さを保つため、社会保険労務士による専門的な監修を受けています。

社会保険労務士は、人に関する幅広い知識と経験を有した専門家です。

専門的な見解に基づいた監修により、履歴書の書き方や仕事探しの心構えについての信頼性の高い情報を提供しています。

これまでの経歴
  • 2004年 厚生労働省 事務官として入省
  • 2012年 社会保険労務士として勤務
  • 2015年 社会保険労務士事務所を開業

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