2社から内定が出た。条件が近いので、どちらを選択するか迷う。:キャリアガイド:採用を勝ち取るためのアドバイス集【社労士監修】|仕事探しの求人サイトQ-JiN
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2社から内定が出た。条件が近いので、どちらを選択するか迷う。

公開日:2023年12月19日
2社から内定が出た。条件が近いので、どちらを選択するか迷う。

先日、当サイトに求職者の方から以下のような質問をいただきました。

転職活動の結果、2社から内定をいただきました。
どちらを選択するか迷っています。

▼A社(営業職)

  • 業界:メーカー(業界5位)
  • 社員:60名~70名
  • 売上:60億~80億
  • 時間外:0時間~10時間
  • 休日:110日

▼B社(営業職)

  • 業界:メーカー(業界8位)
  • 社員:80名~100名
  • 売上:20億
  • 時間外:0時間~10時間
  • 休日:130日

どちらの会社を選択すべきかを考察します。

スペックだけで選択してもよいものか

A社は業界トップなので、B社よりも安泰のように見えます。一方で、B社のほうが休日が20日多いので、ワークライフバランス的にはこちらのほうが良いようにも見えます。しかし、比較するのはこのような「スペック」だけでよいのでしょうか。

ある調査によると転職者の59.7%が「後悔した」「失敗した」と考えていて、「組織の風土が合わなかった」が上位に位置しているようです。

この後悔を踏まえた、次の転職先選び

で重視することとして、「一緒に働きやすい上司がいるか」「職場の人と良好な関係を築くことができそうか」が挙がっています。

この調査を踏まえると、単にスペックで選択するのは非常に危険であることがわかります。

その会社の理念を調べよう

「一緒に働きやすい上司」がいて、「職場の人と良好な関係を築く」という環境を持つ会社かどうかは、どう判断すべきなのでしょうか。

それは、各従業員が理念を理解し、理念の実現に向かって運営されている会社ではないでしょうか。

ひとりひとりの性格はバラバラです。それぞれの価値観で仕事をすると衝突が起こる可能性があります。しかし会社が掲げる理念を各従業員が共感し、それに基づいていれば衝突が起こっても「それは理念に沿っている発言か」という物差しが働くため、解決に向かいます。

このような会社で働くとやりがいを感じますし、貢献度合いに応じて待遇も上がることが期待できます。仮にB社がそのような会社であれば業界8位がトップシェアになる可能性もあります。

以上のように、会社を選ぶ際は「スペック」も重要ですが、「共感できる理念を持っているか」を重視することが大切です。

参考にしていただけたらと思います。

著者
児島章浩求人サイトの運営に20年以上従事
これまでの経歴

求人サイトにおける求職者からの問い合わせや相談に対して、約20年にわたって対応してきました。

その経験から、求職者のニーズを理解し、的確なアドバイスを提供することができます。

同時に企業のニーズも把握しているので、その視点によるアドバイスで好評をいただいています。

監修者
中井智博社会保険労務士

信頼性の高さを保つため、社会保険労務士による専門的な監修を受けています。

社会保険労務士は、人に関する幅広い知識と経験を有した専門家です。

専門的な見解に基づいた監修により、履歴書の書き方や仕事探しの心構えについての信頼性の高い情報を提供しています。

これまでの経歴
  • 2004年 厚生労働省 事務官として入省
  • 2012年 社会保険労務士として勤務
  • 2015年 社会保険労務士事務所を開業

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