IT業界はブラックだということを聞き、怖くなってきました

当サイトに求職者の方から以下のような質問をいただきました。
IT業界に興味があって情報学部に進学しました。
しかし、最近IT業界はブラックだということを聞き、怖くなってきました。
以下が回答した内容になります。
中にはブラックな企業がある
確かに、ブラック企業関連のニュースの一部にはIT業界も含まれています。
すべてのIT企業がブラックではありませんが、特徴的ではあるかもしれません。
その背景には、以下のような要素が考えられます。
プロジェクトベースの仕事であること
IT企業は多くの場合、プロジェクト単位で仕事を行います。
プロジェクトの締め切りに間に合わせるために、残業や休日出勤が多くなるケースがあります。
特に大規模なプロジェクトや納期が厳しいプロジェクトでは、長時間労働が求められることがあります。
下請け構造
元請けでなく2次、3次といった下請けで仕事を請け負っている場合、収益も納期も厳しくなる特徴があります。
その他、クライアントの都合で振り回されるなども考えられます。
人手不足による企業の変化
現在、IT業界は人手不足で苦しんでいます。
情報サービス産業協会による「JISA-DI調査(2023年9月末)」によると、従業員の充足感について「不足」と答えた割合から「過剰」と答えた割合を引いた「雇用判断DI」は71.7ポイントと報告されていて、2022年12月期に過去最悪を記録して以降、最悪期が続いています。
この状況の中で、職場環境の改善に取り組むことで優秀な人材を獲得したようとするIT企業が増えてきています。
このような取り組みを始めている企業はSNSやブログなどで情報を発信しているので、参考にするとよいでしょう。
「ホワイト」であることも大切ですが、「企業風土、カルチャーが自分に合うか」も大切です。
たとえば、「個人プレー」を重視する会社に「チームワーク」を重視する人が入社するとミスマッチが起こります。
以上のような方法で、あなたにあったIT企業を見つけてください。