「ネガティブな退職理由」を「ポジティブ」に変える必要があるか?:キャリアガイド:採用を勝ち取るためのアドバイス集【社労士監修】|仕事探しの求人サイトQ-JiN
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「ネガティブな退職理由」を「ポジティブ」に変える必要があるか?

公開日:2023年10月27日
「ネガティブな退職理由」を「ポジティブ」に変える必要があるか?

この記事では「ネガティブな退職理由」を「ポジティブ」に変える必要があるか?について考察します。

なぜポジティブに変える必要があるのか?

退職の理由として「人間関係の悪さに嫌気が差した」と履歴書に書いたり面接で言うと、悪い印象を与えるのでポジティブな理由に言い換えましょうというアドバイスを見かけることがあります。

なぜ悪い印象を与えるのでしょうか。

  • 協調性や問題解決能力に欠けているのではないか
  • 人間関係が悪い原因はあなたにもあるのではないか

というような受け取られる可能性があるからと考えられます。

わざわざポジティブに言い換えなくてもいい書き方

もし、退職後に「もうちょっと協調性を発揮していたら状況が変わったかもしれない」というような反省やふりかえりをすれば、わざわざポジティブに言い換えなくてもいいのではないでしょうか。

つまり、以下のような展開です。

  • 人間関係の悪さに嫌気が差して退職した
  • しかし、状況を改善するために何かできることがあったのではないか
  • 相手が持つ価値観や意見を聞いて、理解する努力をすれば変化があったかもしれない
  • また無意識に相手を傷つける要素があったかもしれない
  • 仮に次の職場でよくない雰囲気になった場合は、すぐに他人のせいにするのではなく、冷静に分析して改善策を考えよう
  • 場合によっては一人で悩むのではなく相談相手を作っておこう
  • その際は、他人の悪口にならないようにしようと決めた

このように書くと、「「人間関係の悪さに嫌気が差したて退職」を「よりチームワークの良い職場を求めて退職」のように書き換えるよりも良い印象を与えるのではないでしょうか。

実際、人間関係が悪かったのは100%相手が悪い状況だった場合や心に大きな傷を負った場合、このような書き方は多大な苦痛を伴います。

その場合は、「よりチームワークの良い職場を求めて退職」と書くのも一つの方法です。

以上を参考にしていただけたらと思います。

著者
児島章浩求人サイトの運営に20年以上従事
これまでの経歴

求人サイトにおける求職者からの問い合わせや相談に対して、約20年にわたって対応してきました。

その経験から、求職者のニーズを理解し、的確なアドバイスを提供することができます。

同時に企業のニーズも把握しているので、その視点によるアドバイスで好評をいただいています。

監修者
中井智博社会保険労務士

信頼性の高さを保つため、社会保険労務士による専門的な監修を受けています。

社会保険労務士は、人に関する幅広い知識と経験を有した専門家です。

専門的な見解に基づいた監修により、履歴書の書き方や仕事探しの心構えについての信頼性の高い情報を提供しています。

これまでの経歴
  • 2004年 厚生労働省 事務官として入省
  • 2012年 社会保険労務士として勤務
  • 2015年 社会保険労務士事務所を開業

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