「ネガティブな退職理由」を「ポジティブ」に変える必要があるか?
公開日:2023年10月27日

この記事では「ネガティブな退職理由」を「ポジティブ」に変える必要があるか?について考察します。
なぜポジティブに変える必要があるのか?
退職の理由として「人間関係の悪さに嫌気が差した」と履歴書に書いたり面接で言うと、悪い印象を与えるのでポジティブな理由に言い換えましょうというアドバイスを見かけることがあります。
なぜ悪い印象を与えるのでしょうか。
- 協調性や問題解決能力に欠けているのではないか
- 人間関係が悪い原因はあなたにもあるのではないか
というような受け取られる可能性があるからと考えられます。
わざわざポジティブに言い換えなくてもいい書き方
もし、退職後に「もうちょっと協調性を発揮していたら状況が変わったかもしれない」というような反省やふりかえりをすれば、わざわざポジティブに言い換えなくてもいいのではないでしょうか。
つまり、以下のような展開です。
- 人間関係の悪さに嫌気が差して退職した
- しかし、状況を改善するために何かできることがあったのではないか
- 相手が持つ価値観や意見を聞いて、理解する努力をすれば変化があったかもしれない
- また無意識に相手を傷つける要素があったかもしれない
- 仮に次の職場でよくない雰囲気になった場合は、すぐに他人のせいにするのではなく、冷静に分析して改善策を考えよう
- 場合によっては一人で悩むのではなく相談相手を作っておこう
- その際は、他人の悪口にならないようにしようと決めた
このように書くと、「「人間関係の悪さに嫌気が差したて退職」を「よりチームワークの良い職場を求めて退職」のように書き換えるよりも良い印象を与えるのではないでしょうか。
実際、人間関係が悪かったのは100%相手が悪い状況だった場合や心に大きな傷を負った場合、このような書き方は多大な苦痛を伴います。
その場合は、「よりチームワークの良い職場を求めて退職」と書くのも一つの方法です。
以上を参考にしていただけたらと思います。