「事務職」の職務経歴書の書き方:キャリアガイド:採用を勝ち取るためのアドバイス集【社労士監修】|仕事探しの求人サイトQ-JiN
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「事務職」の職務経歴書の書き方

公開日:2023年8月30日
「事務職」の職務経歴書の書き方

ここでは、事務職の職務経歴書の書き方を解説します。

まずは職務経歴書を書く目的を把握しよう

職務経歴書は、人事担当者が「採用後にあなたが期待どおりのパフォーマンスを発揮できるかどうか」を確認するために存在します。

つまり、職務経歴書は「私は求められる働きをする人間です」ということを証明するための資料ということになります。

ということは、その求人は「何を求めているのか」をしっかりと把握することが必要です。

「書きたいことを書く」のではなく、目的を踏まえて書くことを意識してください。

その求人は何を求めているのか

求人によって、求められることは異なります。

事務職には様々な作業があります。

  • 電話による問合わせ対応
  • メールによる問合わせ対応
  • 来客の対応
  • 請求書の作成と送付
  • 顧客情報の管理などなど

それぞれの求めに対して、職務経歴書で強調すべきことは異なります。

たとえば、メール問い合わせや顧客情報管理のようなパソコンを使うよりも、電話対応や来客対応がメイン業務の場合、パソコンのスキルを強調してもあまり意味がありません。

たとえば電話対応の場合、「電話対応によって、スムーズにお客様の課題解決に導く」という根拠を示す必要があります。

それができれば、人事担当者に「期待どおりのパフォーマンスを発揮してくれそうだ」と認識され、採用が期待できます。

求められるレベルの理解も必要

エクセルを使用する業務で、四則演算ができれば十分という求人があったとします。

もし、あなたが高度なスキルを持っている場合、その高いスキルを強調する意味はあるでしょうか。

それよりも、エクセルを使う業務の目的を理解し、その目的を忠実に実現できる根拠を示す方が効果的です。

高いスキルは、プラスアルファとして記載しましょう。

そうすることで、「エクセル業務を任せられる。そして場合によっては高度なことも任せられそうだ」という印象を与えることが期待できます。

事務としての経験をすべて書くべきか

すでに述べたように、履歴書を書く目的は、人事担当者に「この人を採用すれば、期待どおりのパフォーマンスを発揮できる」と思わせることです。

つまり、「求人企業が期待する仕事」に関することを書くべきで、そうでない業務経験を書いてしまうと「ノイズ」と感じられる可能性があります。

人事担当者は、多くの場合、人事だけでなく他の業務にも携わっています。

場合によっては、「読みたくないものを読ませてしまう」ことによって、残念な結果になる可能性があります。

もちろん、守備範囲が広いことを強調することは有意義なケースがあるので一概にNGとは言えませんが、「書きたいことを書く」のではなく、相手の気持ちを配慮を意識して書くことが大切です。

書いた後は「書きたいことを書いてはいないか。相手が納得するために必要なことだけを書いているか」を確認しましょう。

ベストなのは、第三者にチェックしてもらうことです。

以上、参考にしていただけたらと思います。

著者
児島章浩求人サイトの運営に20年以上従事
これまでの経歴

求人サイトにおける求職者からの問い合わせや相談に対して、約20年にわたって対応してきました。

その経験から、求職者のニーズを理解し、的確なアドバイスを提供することができます。

同時に企業のニーズも把握しているので、その視点によるアドバイスで好評をいただいています。

監修者
中井智博社会保険労務士

信頼性の高さを保つため、社会保険労務士による専門的な監修を受けています。

社会保険労務士は、人に関する幅広い知識と経験を有した専門家です。

専門的な見解に基づいた監修により、履歴書の書き方や仕事探しの心構えについての信頼性の高い情報を提供しています。

これまでの経歴
  • 2004年 厚生労働省 事務官として入省
  • 2012年 社会保険労務士として勤務
  • 2015年 社会保険労務士事務所を開業

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