「書類選考で落とすのは失礼」と感じる方への提言
公開日:2023年11月20日
「面接もせずに書類選考で落とすのは失礼」とお感じになる方がおられます。
「会って話もせずに、私の何がわかるのか」とお考えになるのはおおいに理解できます。
しかし、書類選考だけで不採用とする一定の理由があることを知っておくと今後の求職活動にお役立ていただけます。
★面接に費やすコストを把握しよう
中小企業の人事担当者は専任ではなく、社長や他の業務をメインにする社員が兼務しているケースがほとんどです。
面接にあたっては、時間の確保や、「どのように面接を進めるか」といった準備が必要です。
そのために、日常の業務を減らすか、残業などで補わなければいけません。
こうした背景を考えると、「面接に呼ぶにあたっては慎重になる」ことがわかります。
★履歴書を書くにあたって意識すべきこと
以上の説明で「面接には必ず呼んでもらえる」という認識を変える必要があることがおわかりいただけると思います。
履歴書を書くにあたっては、「当社が求めるパフォーマンスを発揮しれくてそうだ。面接に呼んでさらに詳しく聞いてみよう」と思わせることが必要です。
そのために、求人広告や会社ホームページなどから「何を求めているのか」を精査し、「求めに応じられる能力と経験があるか」を確認してください。
「求めに応じられる能力と経験がある」と判断できたら、その根拠を文章にしましょう。
根拠となるのは、事実と数字です。
以上を今後の採用活動の参考にしていただけたらと思います。