履歴書は手書きかパソコンのどちらがいいか

ここでは、「履歴書は手書きかパソコンのどちらがいいか」について考えてみます。
まずは履歴書を書く目的を把握しよう
履歴書(職務経歴書を含む)は、人事担当者が「採用後にあなたが期待どおりのパフォーマンスを発揮できるかどうか」を確認するために存在します。
つまり、職務経歴書は「私は求められる働きをする人間です」ということを証明するための資料ということになります。
目的に沿って考えると「どちらでもいい」
「私は求められる働きをする人間です」ということを証明するという目的を果たすには、手書きでもパソコンでもどちらでもよいという判断になるかと思います。
また、dodaが実施した103社の人事担当者へのアンケートを実施したところ、以下のような結果になっています。
どちらでもかまわない | 46.6% |
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パソコンで作成したほうが良い | 17.5% |
どちらかというとパソコンで作成したほうが良い | 29.1% |
手書きのほうが良い | 14.6% |
どちらかというと手書きのほうが良い | 9.7% |
それぞれ回答された理由は以下のとおりです。
パソコンで作成したほうが良いと考える理由
- パソコンで作った資料は見やすく読みやすい
- 書類の作成力やPCスキルの判別ができる
手書きのほうが良いと考える理由
- 自筆の文字は、人柄を表す
- どのような文字を書くのかを見たい
履歴書を書く目的を踏まえると、本質的には「どちらでもいい」という判断になりますが、求人企業が求める形式で書くことが望ましいということになります。
あなたの人生における、応募する会社の位置づけ
仮に、あなたは「効率を考えたらパソコンで作ったほうがいい」という考えの持ち主だとします。
そんなあなたが「手書きでの履歴書」を求める会社に手書きの履歴書を提出し、無事に採用されたとします。
あなたはご自身の価値観を「効率よりも形式を重んじる社風」に合わせて生きていくことになります。
もし、「末永く働く」という前提で採用された場合、合わせ続けることができるかを考える必要があります。
「必要なスキルさえ身に付けることができれば、転職する」という前提であれば、耐えることができるかもしれません。
手書きか、パソコンかを考える際は、あなたの価値観と応募先の会社の社風や考え方も合わせて検討することをお勧めします。