履歴書を添削してもらうメリットと依頼する方法

この記事では、「履歴書を添削してもらうメリットと依頼する方法」について考察します。
履歴書を添削してもらうメリット
自ら執筆した文章は主観的な視点よりも、第三者による客観的な検証によって容易に改善点が浮かび上がります。
意図せぬ誤字や冗長な表現などを精緻なものに仕上げることができます。
さらに、客観的視点による大きなメリットを2つ紹介します。
「相手が知りたい情報を網羅した履歴書」に仕上げられる
これまで20年以上にわたり求人サイトを運営してきて感じたのは、ほとんどの方が「相手が知りたい情報」ではなく、「自分が言いたいこと」を書いていることです。
例えば、「やる気だけは誰にも負けません」という表現をよく見かけます。
これを見る人事担当者はどう考えるでしょうか。
ほとんどの場合、「根拠がないので信用できない」と判断します。
人事担当者が知りたいのは根拠ある情報です。
「どうしても1年以内に叶えたい目標がある」「借金がある」などの根拠があると一定の信頼ができます。
このように第三者による検証は、根拠がない「自分が言いたいこと」を指摘してもらえる効果があります。
「採用したい人材の要素を持ち合わせている」と思ってもらえる履歴書に仕上げられる
履歴書は、人事担当者に「私は、給与と同等、それ以上の働きができる人間です」ということを証明するために存在します。
たとえば、「エクセルができます」と記載したとします。
これでは業務に必要なスキルを持ち合わせているか判断ができません。
SUM関数やAVERAGE関数といった扱える関数だけでなく、実際に作成した文書(たとえば在庫管理表など)に関する記述をするのが効果的です。
その文書を作った目的、その効果も合わせて記載することで「採用したい人材の要素を持ち合わせている」と思ってもらえる履歴書に仕上げることができます。
第三者に対して、「私は、給与と同等、それ以上の働きができる人間ですということを証明できる内容になっているかチェックしてほしい」と依頼すると、比較的容易に指摘してもらえます。
だれに検証してもらえばいいのか
転職エージェントなどのプロによる検証も効果的ですが、あなたをよく知る知り合いに見てもらうのも十分効果的です。
目的さえ理解してもらえれば、「第三者」というだけで問題点を抽出してくれるでしょう。