採用につながるPCスキルの書き方

ここでは、「採用につながるPCスキルの書き方」を解説します。
「PCスキルを書く目的」を理解しよう
PCスキルを書く目的は以下のとおりです。
- 応募しようとする仕事は一定のPCスキルを必要としている
- 自分は、そのスキルを満たしているということを証明するため
つまり、その仕事はどんなPCスキルが必要なのかを把握する必要があります。
これを把握せず、ご自身が持っているスキルを全部書いてしまうと的外れな履歴書になってしまいます。
PCスキルの記載例
応募しようとする仕事に「エクセルによる在庫管理」が含まれているとします。
その場合、以下のような内容にするとスキルが伝わります。
私は過去に、以下のような在庫管理シートを作った経験があります。
- 在庫管理シートの目的
「在庫状況をリアルタイムで把握」「商品補充のタイミングの把握」「過剰な在庫を抱える」「在庫の精度と正確性」を実現するため
- どのように作ったか
たとえば、「商品補充のタイミングの把握」でいうと在庫が一定のレベルに下がった際に補充の必要性を自動的に把握できるようにしました。
在庫一覧シート: すべての在庫アイテムに関する情報を記載し、商品名、商品コード、現在の在庫数量、最小在庫量、補充目安量、仕入先などのデータを一覧形式で記載します。
在庫補充シート: 在庫一覧シートに基づいて、補充が必要な在庫アイテムを自動的に抽出し、在庫が最小在庫量以下になった商品や、補充目安量を超えて売れた商品などをリストアップします。
以上のようなシートをIF関数、SUMIFS関数、VLOOKUP関数などを組み合わせ、在庫の適切な管理と補充を実現しました。
必要であれば、制作実績としてそのエクセルを提出することもできます。
このように、相手が求めるスキルを満たしていることを具体的に示すことで、人事担当者に「なるほど。お願いしたい業務を任せそうだ」と思わせることができます。
NGな記載例
NGな記載例1
PCスキル:Word/Excel/PowerPoint
たとえばエクセルで言うと、四則演算ができる程度なのか、さまざまな関数が使えるのかレベルがわからないNGな例となります。
NGな記載例2
PCスキル:業務上支障なく使用できます
支障がないかどうかは人事担当者が判断することで、応募者自身ではありません。
人事担当者が「なるほど。支障がないな」と思わせる記載が必要です。
記載例3
PCスキル:中級程度
支障がないかどうかは人事担当者が判断することで、応募者自身ではありません。
何を基準として「中級」「上級」としているのか人事担当者には判断がつきません。
まとめ
PCスキルを伝えるには、以下のことを意識して記載してください
- その仕事に必要なPCスキルを把握する
- そのスキルを持っていることを具体的に記載する
- 人事担当者が「なるほど。お願いしたい業務を任せられそうだ」と思わせるようにする
これができればOKです。
以上、参考にしていただけたらと思います。