自己PRの書き方:こう考えれば簡単に書ける:キャリアガイド:採用を勝ち取るためのアドバイス集【社労士監修】|仕事探しの求人サイトQ-JiN
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自己PRの書き方:こう考えれば簡単に書ける

公開日:2023年7月26日
自己PRの書き方:こう考えれば簡単に書ける

ここでは、応募する際の「自己PRの書き方」を解説します。

自己PRは「給与と同等、それ以上の働きをする人材だ」という証明をすればOK

「どのように自己PRを書くか」を考える前に、「なぜ企業は雇用するのか」を考えてみましょう。

それは、企業が世の中に商品やサービスを提供するためには人材が必要だからです。

材料を仕入れ、雇用した人に商品やサービスを作ってもらい、それを世の中に提供して売上が立ちます。

その売上から人件費や材料費などのコストを差し引いた結果、企業に利益が残ります。

雇用した人が想定以上の働きをしてくれると想定以上の利益が残ります。

想定以下の働きだと想定以下の利益になり、場合によっては赤字になります。

以上を踏まえると、企業は「給与と同等、それ以上の働きをしてくれる人」を採用したいと考えていることになります。

ということは、「私は給与と同等、それ以上の働きができますよ」を証明する資料を提出すれば採用が期待できます。

どうやって証明すればいいのか?

あなたは、応募しようとしてる仕事の経験者であれば、「経験」と「実績」などの「事実」を用いて資料を作ればOKです。

歯科衛生士に応募する場合の自己PR

歯科医院が歯科衛生士を募集している背景は、各医院によって異なります。

ここでは、「適切に歯科衛生士の業務をこなしてくれたらOK」という想定をしている医院への応募について考えてみます。

以下のような自己PRだといかがでしょうか。

歯科治療は患者にとって不安や緊張を引き起こすことがあるので、目の前にいる患者さんがどういう気持ちなのかを理解し、状況にあった対応を意識してきました。

素晴らしいですね。

ここに具体例を加えると、よりリアルになります。

ある患者さんが、非常に緊張しているように見えたため、丁寧なコミュニケーションを心掛け、治療の内容や進行についてわかりやすく説明しました。

具体的な治療のステップや予想される症状についても伝え、患者が治療の流れを把握できるよう努めました。

以前の歯科治療の経験でトラウマになっていたようで、不安を解消するための情報提供を行うことでリラックスした状態で治療を受けていただきました。

日々、このような対応をしています。

いかがでしょうか。

その業務の「イメージ」ができますし、求人企業側が求める「適切に歯科衛生士の業務をこなしてくれたらOK」という人材像にマッチした書き方になっているのではないでしょうか。

次にWEBデザイナーに関する自己PRを考えてみます。

WEBデザイナーに応募する場合の自己PR

WEBサイトのデザインとコーディングを担当してきました。

  • プロデューサーから示された仕様書に従い、PhotoshopとIllustratorを用いてデザインをする
  • OKが出たらテキストエディタを用いてコーディング

といった流れの業務です。

大規模から小規模のものまでありますが、実際に私が担ったこのサイトの規模であれば、1ヶ月に1サイトをローンチできるスキルを持っています。

過去に制作したサイトのクオリティがわかると同時に、「1ヶ月に1サイト」という制作ペースが記載されていることで、求人企業は判断しやすくなります。

ここまで「経験」と「実績」といった「事実」を用いた自己PRの例を考えてきました。

営業など、売上などの「数字」を求められる仕事については、「数字」を用いたPRすることを心がけてください。

「経験」と「実績」を用いるにあたり、必ずしも「ハイスペックである証明」をする必要はありません。

あくまでも、「私は給与と同等、それ以上の働きができますよ」の説明です。

つまり、「私は給与と同等、それ以上の働き」とは何かを想定し、その働きができることを具体的に説明することです。

ここまでの解説は「経験あり」の場合ですが、未経験の場合は、「これぐらいの期間で求めるスキルに到達できる」という資料を作ってはいかがでしょうか。

たとえば、過去に未経験からスタートした仕事を「これぐらいの期間でマスターした」ということをわかりやすく説明すれば、「なるほど。これぐらいの期間は赤字になるかもしれないが、その後は任せられそうだ」と思われ、採用が期待できます。

NGな自己PRの例

「やる気だけは誰にも負けません」といった履歴書を見かけることがあります。

おそらく、本当にやる気があるんだと思います。

しかし、人によって「やる気の度合い」が違いますし、「やる気のある根拠は何なんだろう?」「そのやる気は永続的に続くものなのだろうか?」という印象を与えます。

人事担当者は、このような根拠を示さない気持ちや感情による自己PRを信用することはありません。

それよりも、過去の経験や実績の中から「事実」と「数字」を用いて「私が給与と同等、それ以上の働きができる根拠」を資料として示すことが重要です。

以上を参考に自己PRを作成いただけたらと思います。

著者
児島章浩求人サイトの運営に20年以上従事
これまでの経歴

求人サイトにおける求職者からの問い合わせや相談に対して、約20年にわたって対応してきました。

その経験から、求職者のニーズを理解し、的確なアドバイスを提供することができます。

同時に企業のニーズも把握しているので、その視点によるアドバイスで好評をいただいています。

監修者
中井智博社会保険労務士

信頼性の高さを保つため、社会保険労務士による専門的な監修を受けています。

社会保険労務士は、人に関する幅広い知識と経験を有した専門家です。

専門的な見解に基づいた監修により、履歴書の書き方や仕事探しの心構えについての信頼性の高い情報を提供しています。

これまでの経歴
  • 2004年 厚生労働省 事務官として入省
  • 2012年 社会保険労務士として勤務
  • 2015年 社会保険労務士事務所を開業

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