27歳女性、経理経験5年で転職活動。経理求人に応募しても書類選考が通らない:キャリアガイド:採用を勝ち取るためのアドバイス集【社労士監修】|仕事探しの求人サイトQ-JiN
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27歳女性、経理経験5年で転職活動。経理求人に応募しても書類選考が通らない

公開日:2023年12月12日
27歳女性、経理経験5年で転職活動。経理求人に応募しても書類選考が通らない

先日、当サイトに求職者の方から以下のような質問をいただきました。

27歳、経理職の経験が5年の女性です。
転職をしたいと思い、経験のある経理の求人に応募していますが、書類選考で落ちてしまいます。
年齢などが影響しているのでしょうか。

この方の転職が成功する方法を考察します。

年齢が影響するのか

法律では例外を除き、年齢を理由に不採用とするのは禁止しています。

とはいえ、応募者の年齢が高くなるにつれ、企業が採用に躊躇する傾向はあるようです。

その理由を挙げてみます。

新しい技術への適応性の低さ

年齢が上がると、若年者に比べて新しい技術やツールに対する適応性が低いと見なされることがあります。

経理の場合、会計ソフトの進化に自分も合わせていく必要があるケースが考えられます。

組織文化への適合性

一定の社会人経験を経ると、自分のやり方やプライドが身に付きます。

これらは仕事によい影響を与える一方で、悪い影響を与える場合もあります。

たとえば、「この方法より、自分のやり方のほうがやりやすい」「年長者の言うことを聞くべきだ」というようなケースです。

その会社のやり方や文化に馴染めないのではという考え方です。

転職を成功させるには

転職を成功させるには、「新しい技術への適応性、および組織文化への適合性が高い」ということを示すことで採用が期待できます。

この場合、「私は適応性があります」というだけでは信用できません。具体的な事例を用いることが必要です。

新しい技術への適応性が高いことを示す例

以下のような例が考えられます。

  • 新しい会計ソフトウェアやツールの導入プロジェクトに積極的に参加し、成功裏に完了させた実績
  • 新しい会計技術やソフトウェアに対する自主的な学習やトレーニングによってスキル向上に繋がった経験
  • 業界の変化や新しい規制に対応した実績

組織文化への適合性が高いことを示す例

以下のような例が考えられます。

  • 会社の理念を理解し、それが自分の仕事やキャリアにどのように合致していたかを示す
  • 理念に基づいて行動してきた事例と、その効果

これらの実績や経験を事実と数字で用いて説明すると効果的です。

以上のように、「年齢を重ねるにつれ・・・」という各企業が持つ思い込みを翻し、「自分はそうではない」ということを経験と実績で示すと採用が期待できます。

過去の経験や実績で説明できない場合

自分自身で過去をふりかえり、「自分には、新しい技術への適応性、および組織文化への適合性があるか」を分析するには限界があります。

なぜならこれまで蓄積したプライドが邪魔をするからです。効果的なのは、第三者の意見を聞くことです。

仕事でなくプライベートにおけるエピソードでもかまいません。例えば「人の話を聞かない傾向がある」という指摘があれば、それはプライドが高い証拠です。

意見を集めた結果、「新しい技術への適応性、および組織文化への適合性が低い」と判断せざるをえないケースがあるかもしれません。

その場合は、「いまから変える」ことを意識し、行動を続けることです。そして、変化をもたらした事例がPRになります。

以上を参考に転職活動をしていただけたらと思います。

著者
児島章浩求人サイトの運営に20年以上従事
これまでの経歴

求人サイトにおける求職者からの問い合わせや相談に対して、約20年にわたって対応してきました。

その経験から、求職者のニーズを理解し、的確なアドバイスを提供することができます。

同時に企業のニーズも把握しているので、その視点によるアドバイスで好評をいただいています。

監修者
中井智博社会保険労務士

信頼性の高さを保つため、社会保険労務士による専門的な監修を受けています。

社会保険労務士は、人に関する幅広い知識と経験を有した専門家です。

専門的な見解に基づいた監修により、履歴書の書き方や仕事探しの心構えについての信頼性の高い情報を提供しています。

これまでの経歴
  • 2004年 厚生労働省 事務官として入省
  • 2012年 社会保険労務士として勤務
  • 2015年 社会保険労務士事務所を開業

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