一次面接の選考期間を知りたい

先日、当サイトに求職者の方から以下のような質問をいただきました。
書類選考の通過率は高いのですが、ほとんどが2日以内に不採用通知が届きます。
面接では会話が弾まず20分以内で終了している共通点があります。
入社したかった会社から断られ、ショックです。
一次面接の選考期間について教えて下さい。
またアドバイスをいただきたいです。
選考期間は会社によってバラバラ
ある転職サイトの調査では、選考期間は「3日以内」が24.0%、「7日以内」が56.7%という結果が出ています。
社長が人事担当者を兼ねている場合は比較的早く結果が出ることが予想できますし、様々な部署の関係者が採否の検討にかかわる場合は時間を要します。
また、いつもは3日程度で結果を出している企業でも、応募数が多かった場合は3日以上かかることも考えられます。
以上の点を踏まえると、「選考期間は何日」と明確にするのは現実的ではないと言えるでしょう。
なぜ「不採用」という結果になるのか
求人企業が面接を実施する目的は、「この応募者は、給与と同等、それ以上のパフォーマンスを発揮する人材か?」を判断することです。
つまり、求人広告や会社ホームページなどから「どのようなパフォーマンスを求めているのか」を分析し、「その要望に応えられる根拠」を示す必要があります。
10社に応募するのであれば、10社すべてに対して「分析」と「根拠を作る」という作業が必要になります。
理念の理解と共感も必要
詳細に分析した上で、「求人企業が求めるパフォーマンスが発揮できる根拠」を示せたとします。
ただ、これだけでは不足します。
もう1つ必要なのは、その会社の理念の理解と共感です。
会社には「社会にこんな価値を提供する」という理念を抱えています。
すべての従業員はこの理念に基づいて行動することが求められます。
仕事を進めるにあたって同僚と軋轢が生まれることもあります。
そういった際、解決のカギとなるのが「理念」です。
「その考え、行動は、理念が軸となっているか?」という話し合いをすることで、話がまとまることが期待できます。
つまり、「求人企業が求めるパフォーマンスが発揮できること」と同様に大切なのが「理念への共感」です。
以上の点を踏まえて面接に臨むと採用が期待できます。
以上、参考にしてください。