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前職の退職理由はパワハラだと面接で伝えてもOK。留意点をご紹介。

公開日:2023年9月20日
前職の退職理由はパワハラだと面接で伝えてもOK。留意点をご紹介。

履歴書に前職の退職理由を「一身上の都合」と書いたものの、面接で「どのような理由で退職されたのですか?」と聞かれる可能性があります。

その場合は、パワハラであることを伝えてもよいのか・・と悩まれるかと思います。

原因は自分ではなく会社にすることで、少しでも相手の印象を良くしたいという気持ちはよくわかります。

この記事では、面接で「どのような理由で退職されたのですか?」と聞かれた場合の対処法、留意点を考察します。

★パワハラであることを伝えるデメリット

パワハラを受けたことが事実でも、その内容を語る際、どうしてもあなた自身の感情が入ります。

その感情が影響して誤解される可能性があります。

また「不平不満や言い訳ばかりで、何でも他人のせいにする性格ではないか?」と受け止められることもあり、デリケートに考える必要があります。

とはいえ、パワハラを受けたことが事実なのですから、正確に伝える方法を考えてみます。

★一定時間を置いて冷静に考え、第三者の意見を請う

パワハラが事実なのに、正しく理解されていないのは、あなた一人の意見だからです。

退職後、一定時間を置いて、事実を冷静に分析しましょう。

そして、あなたの信頼のおける人にその分析結果を見て、客観的な意見をもらうことで、あなたには見えなかったことが浮き彫りになることもあります。

もちろん、パワハラした相手に非があるのは確かです。

しかし、何らかの方法で少しでも傷を浅く済ませたり、問題を回避できることがあったかもしれません。

そういったことが浮き彫りになればチャンスです。

★パワハラの事実を伝える際の留意点

第三者のおかげで、何らかの対処法が見えたのであれば、以下のように伝えると有益ではないでしょうか。

  • パワハラがあった事実を伝える
  • しかし、冷静に考えると、何らかの方法で少しでも傷を浅く済ませたり、問題を回避できることがあることがわかった
  • 「苦しい状況においてでも冷静に考え、どうにかして回避できることはできないか」という意識をすることを決意した

こういう伝え方をすると、「パワハラというつらい体験をしたものの、その経験を活かして仕事をしてくれそうだ」という印象を与えるかもしれません。

以上を参考にしてみてください。

著者
児島章浩求人サイトの運営に20年以上従事
これまでの経歴

求人サイトにおける求職者からの問い合わせや相談に対して、約20年にわたって対応してきました。

その経験から、求職者のニーズを理解し、的確なアドバイスを提供することができます。

同時に企業のニーズも把握しているので、その視点によるアドバイスで好評をいただいています。

監修者
中井智博社会保険労務士

信頼性の高さを保つため、社会保険労務士による専門的な監修を受けています。

社会保険労務士は、人に関する幅広い知識と経験を有した専門家です。

専門的な見解に基づいた監修により、履歴書の書き方や仕事探しの心構えについての信頼性の高い情報を提供しています。

これまでの経歴
  • 2004年 厚生労働省 事務官として入省
  • 2012年 社会保険労務士として勤務
  • 2015年 社会保険労務士事務所を開業

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