前職の退職理由はパワハラだと面接で伝えてもOK。留意点をご紹介。

履歴書に前職の退職理由を「一身上の都合」と書いたものの、面接で「どのような理由で退職されたのですか?」と聞かれる可能性があります。
その場合は、パワハラであることを伝えてもよいのか・・と悩まれるかと思います。
原因は自分ではなく会社にすることで、少しでも相手の印象を良くしたいという気持ちはよくわかります。
この記事では、面接で「どのような理由で退職されたのですか?」と聞かれた場合の対処法、留意点を考察します。
★パワハラであることを伝えるデメリット
パワハラを受けたことが事実でも、その内容を語る際、どうしてもあなた自身の感情が入ります。
その感情が影響して誤解される可能性があります。
また「不平不満や言い訳ばかりで、何でも他人のせいにする性格ではないか?」と受け止められることもあり、デリケートに考える必要があります。
とはいえ、パワハラを受けたことが事実なのですから、正確に伝える方法を考えてみます。
★一定時間を置いて冷静に考え、第三者の意見を請う
パワハラが事実なのに、正しく理解されていないのは、あなた一人の意見だからです。
退職後、一定時間を置いて、事実を冷静に分析しましょう。
そして、あなたの信頼のおける人にその分析結果を見て、客観的な意見をもらうことで、あなたには見えなかったことが浮き彫りになることもあります。
もちろん、パワハラした相手に非があるのは確かです。
しかし、何らかの方法で少しでも傷を浅く済ませたり、問題を回避できることがあったかもしれません。
そういったことが浮き彫りになればチャンスです。
★パワハラの事実を伝える際の留意点
第三者のおかげで、何らかの対処法が見えたのであれば、以下のように伝えると有益ではないでしょうか。
- パワハラがあった事実を伝える
- しかし、冷静に考えると、何らかの方法で少しでも傷を浅く済ませたり、問題を回避できることがあることがわかった
- 「苦しい状況においてでも冷静に考え、どうにかして回避できることはできないか」という意識をすることを決意した
こういう伝え方をすると、「パワハラというつらい体験をしたものの、その経験を活かして仕事をしてくれそうだ」という印象を与えるかもしれません。
以上を参考にしてみてください。