面接で「あなたの短所は?」と聞かれたら、どう答えればいい?

面接で「あなたの短所は?」と聞かれると、正直に答えると印象が悪くなるのでは・・と思うことはありませんか。
この記事では短所を聞かれた時の回答方法を考察します。
面接官は、なぜ短所を聞くのか?
短所を答えるにあたって、「面接官は、なぜ短所を聞くのか?」を考えてみます。
自己認識の評価
自身の強みと短所をどう理解しているかどうかを確認したいと考えています。
事実から目をそらさず、しっかりと受け止められているかがポイントです。
対処能力の評価
短所にどのように向き合い、対応しようとしているかを聞きたいと考えています。
こう考えると、「正直に答えると印象が悪くなるのでは」は思い違いであることがわかります。
短所をどう捉えていて、どう対応しようとしているかを述べることを検討してください。
「感情的になりやすい」という短所の場合
「感情的になりやすい」という短所に関する回答例を考察します。
- 私は、感情的になりやすい性格です
- いまでは受け入れることができていますが、「そんなはずはない」と思っていました
- 親しい人から、私の性格について指摘され、原因をともに追求してくれました
- 感情的な性格になったのは不安定な家庭環境だったことが原因だと結論づけました
- 私はこの性格を受け入れ、親に感謝することに努めました
- そしてヨガを取り入れることで感情をコントロールを向上しようとしています
- 「感情的になりやすい性格」は完全に克服することはできないかもしれませんが、限りなくゼロに近づけるために努力します
この回答は、「事実を受け入れる」「その事実に対して、どう向き合い対応しているか」という展開にしています。
他に、「忘れっぽい」という短所であれば、「できる人ほど記憶に頼らずメモをするという言葉に感銘をうけ、事実を受け入れた」「メモを活用することで対策している」という展開が考えられます。
「短所を長所に言い換えよう」というアドバイスについて
短所を聞かれたときのアドバイスとして、「短所を長所に言い換えるのも回答方法の一つ」といったものを見かけることがあります。
しかし、「面接官は、なぜ短所を聞くのか?」の目的を踏まえると、この方法は間違いではないでしょうか。
また、「"優柔不断"という短所を"判断に慎重"と言い換える」という例については、面接官は「ごまかし」と判断する可能性があります。
短所を聞く目的を踏まえて回答内容を検討してください。