ラーメン屋に貼られていたパート、アルバイト求人広告

このブログは、求人サイトで20年以上にわたり求人企業様向けサービスを経験を積んだ担当者が、街中にある求人広告を分析いたします。
求人広告づくりにお役立ていただけたらと思います。
今回は、ラーメン屋に貼られていたパート、アルバイト求人広告について考察します。
対象者
来店されるお客様、このお店の前を通る人
キャッチコピーの根拠
大阪市にある食べログの点数が3.74という高評価のお店のパート、アルバイト求人広告を見かけました。
まず目に入るのが「圧倒的に稼げます」というキャッチコピーです。
大阪府のハローワークで募集されている「接客・給仕の職業」の賃金(2024年4月)は下限1,092円~1,216円です。
この求人の時給は1,200円なので比較的高額な部類に入りますが、「圧倒的」と言えるのか多少の疑問を抱きました。
この「多少の疑問」が「急なおやすみにも対応可能」という素晴らしい待遇に対して「本当かな」という疑いに引きずられる可能性があるなと思いました。
「圧倒的」と言うのであれば、「なるほど。圧倒的だな」と思わせる根拠を書くべきだと思います。
職場の雰囲気について
「前向きで助け合うことをとても大切にしているスタッフばかりです」というメッセージはポジティブな印象を受けます。
しかしこの表現だと、「助け合う空気」は、人に依存しています。
つまり、働く人が変われば空気が変わる可能性があることを示しています。
「助け合う空気」が店の理念の一部であれば、人が変わっても空気は変わらないことが期待できます。
なぜなら、理念は一種のルールだからです。
職場環境の雰囲気を表現するときは「理念」が元になっていることを示すことができれば安心感が生まれると思います。
こういった点が改善できれば、より多くの応募が期待できるでしょう。