ラーメン屋の店内に貼られていた求人広告

このブログは、求人サイトで20年以上にわたり求人企業様向けサービスを経験を積んだ担当者が、街中にある求人広告を分析いたします。
求人広告づくりにお役立ていただけたらと思います。
今回は、ラーメン屋の店内に貼られたいた求人広告について考察してみたいと思います。
対象者
このお店のラーメンを食べに来たお客さんが対象となります。
募集主の狙い
このラーメン屋さんは、「味集中カウンター」が有名なお店です。
「一杯のラーメンのみと向き合い、周りを一切気にせず食べる」ことを目的にしているようです。
そして、目の前には「このラーメンが生まれた背景」や「こだわり」といった文章が広がります。
これを読みながら食べると、「だからおいしいのか」という気持ちになるのかもしれません。
そこで目に入るのが求人広告です。
募集主は、「だからおいしいのか」と思ったお客さんのうちバイトを探している人に対して、絶妙な位置に求人広告を配置したのではないかと思います。
雇用主としての配慮
英語やハングル文字、中国語に対応していることから、「ダイバーシティを推進している」というPRが自然になされています。
実際、ホームページにも「ダイバーシティ&インクルージョンの推進」という記述がありました。
あらゆる人が気持ちよく働ける環境を提供していると考えられます。
時給について
ハローワークのデータでは、勤務地が「大阪府」で、「接客・給仕職業従事者」「パート」の求人の賃金上限が1127円、下限が1060円なので、若干低いと感じさせる給与かもしれません。
※このデータは2023年8月のデータです。10月に最低賃金が1064円に改定されています
改善ポイント
給与が最低賃金に近い金額となっているので、その点を検討する必要があるかもしれません。
まとめ
求人広告の見せ方を考えると、理念を深く理解した人材からの応募が期待できるのではないかと思いました。
つまり、採用後に「こんなお店だと思わなかった」「こんな人材だと思わなかった」というミスマッチが防げることができます。
素晴らしい求人広告だと思います。