焼き鳥屋さんの店内に貼られていた求人広告

このブログは、求人サイトで20年以上にわたり求人企業様向けサービスを経験を積んだ担当者が、街中にある求人広告を分析いたします。
求人広告づくりにお役立ていただけたらと思います。
今回は、焼き鳥屋さんの店内に貼られていた求人広告について考察します。
対象者
このお店に来るお客様、お客様の家族や知り合い
評価できる点
「ガッツリと働ける」や「週に1回から働ける」は、柔軟だなと思いました。
多様な価値観に合わせた考え方をお持ちなのだと思います。
改善ポイント
この記事を書いた2024年4月現在、大阪府の最低時給は1,064円です。
大阪市に構えるこのお店の時給は1,100円ですので、ちょっと抑えられた金額のような印象を受けました。
経営の問題ですので、安易に時給を上げられない事情はあるかもしれませんが、応募獲得には不利な条件かもしれません。
次に、待遇よりも大事な観点をお話します。
スタッフのことを思って色々な施策を講じていても、ほとんどの雇用側は施策の内容や、その背景、思いを求人広告に「言葉」で表現するのが苦手のようです。
例えば、この求人広告には「楽しく一緒に働きませんか」とありますが、「楽しく働ける根拠」は何なのでしょうか。
つまり、求人広告を読む人の視点が考慮されていないということです。
この課題を解決するには、実際働いているスタッフさんの力を借りることです。
例えばinstagramのアカウントを開設し、「楽しい」と感じられる写真をスタッフの方々にUPしてもらうとか。
あるいは求人広告の添削をしてもらうのも効果的です。
以上のように、「見る人の立場」をもっと考えることがポイントです。
まとめ
多様な価値観の方々が働ける職場だろうと感じさせますが、「求人広告を見る人の視点」が弱い求人広告です。
スタッフの方々の力を借りて改善すれば、より多くの応募が期待できると思います。