書類選考が落ちる理由と解決策

ここでは、「書類選考が落ちる理由と解決策」を解説します。
書類選考が落ちる理由
ほとんどの場合、履歴書を提出し、面接を経て採用に至ります。
人事担当者は、履歴書を見て「我が社が求める人材に近いのでは」と期待すれば、面接に呼びます。
一方、「我が社が求める人材ではない」と判断されたら残念ながら面接には呼ばれません。
つまり、「我が社が求める人材に近い」と思わせることができなければ、面接に進めないということになります。
あなたは、応募先企業が求める人材ではないということか?
なぜ、その人事担当者は「我が社が求める人材ではない」と判断するのでしょうか。
理由は2つ考えられます。
- 残念ながら、相手が必要とする基準を満たしていない
- 相手が必要とする基準を満たしているのに、それが伝わっていない
(2)の場合は非常にもったいないですよね。
どうすれば、正確に伝え、書類選考に通過することができるのでしょうか?
書類選考を通過させる方法
相手が何を望んでいるかを知ること
求人広告や、会社ホームページを見て「企業は何を求めているのか」をチェックしてください。
相手が何を望んでいる人材かどうかを見極めること
過去の経験や実績を踏まえ、相手が何を望んでいる人材と判断できたら、それを証明する資料(履歴書、職務経歴書)を作りましょう。
気持ちではなく、事実と数字で伝えよう
「やる気だけは誰にも負けません」といった履歴書を見かけることがあります。
おそらく、本当にやる気があるんだと思います。
しかし、人によって「やる気の度合い」が違いますし、「やる気のある根拠は何なんだろう?」「そのやる気は永続的に続くものなのだろうか?」という印象を与えます。
人事担当者は、このような根拠を示さない気持ちや感情による自己PRを信用することはありません。
それよりも、過去の経験や実績の中から「事実」と「数字」を用いて「私が給与と同等、それ以上の働きができる根拠」を資料として示すことが重要です。
「書類選考」に関する、よくある間違った認識
転職回数が多すぎる
転職回数が多い方に対して、「転職回数が多い理由がポジティブなものであることをアピールすることが大切」というアドバイスを見かけることがあります。
実際、「飽きた」「なんでも他人のせいにする」といったネガティブな理由で退職した場合、ポジティブに言い換えるには限界があります。
ネガティブな理由で退職したのであれば、そう捉えるべきですし、言い換える必要はありません。
大切なのは「いま」です。
- 当時は、怠惰だったが今は違う
- 具体的に、こういう努力をすることで怠惰ではなくなった
ということをアピールするほうが、リアルですし、相手にも伝わるはずです。
年齢が高い
「年齢が高いからか、書類選考で落ちてしまいます」という相談を受けることがあります。
書類選考で落ちるのは必ずしも年齢が高いからとは言えません。
「相手が求める人材であることを正確に伝えていないから」と考えるべきだと思います。
相手が求める人材であることを正確に伝える資料(履歴書、職務経歴書)を作りましょう。
その作り方は、こちらをご覧ください。